HaLo diary

童話と音楽が好き。切なくてかわいい音楽が好き。でも聞くより作るほうが好き。
いつか絵本を出してみたい。絵が描けたらいいのになと思う。たまにみんなの前で歌う。
みにくいあひるのこ。

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2007.02.10 Saturday

白昼夢

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    季節はたぶん秋とか冬の始めくらいかな。

    すーんごい田舎(?)でまわりには草っぱらしかなくて
    誰も住んでないなーんにもない草原に
    こげ茶色の板でできた小さな小屋がポツンとある。


    ボロボロなわけでもなく立派なわけでもなく古くもなく
    新しくもない小屋。

    中ぐらいの窓が一つあって、
    その窓際に小さな木のテーブルがぴったりくっついて
    置いてあって、大きな煙突のついたストーブがある。

    たぶん自分で建てたんじゃないかな。
    なーんにもないし狭いけど
    全てが体にすーっとフィットする感じですごく落ち着く。


    おそらくその小屋に僕は長いこと住んでいて、
    大きな煙突のついたストーブを焚きながら
    窓際の小さなテーブルの上でずっと本を書いてるらしい。



    ずーっと、音がない時間が続く。


    僕はひとりで黙々と書きつづける。


    夕方になると窓からテーブルに夕日が差して
    僕は本を書くのをやめる。


    西側についた窓の外は
    草木が風に吹かれながら太陽に照らされて
    まるで絵画みたいな色彩でゆらゆら萌えている。

    なんにもないけど、誰もいないけど
    なんだかとても幸せな時間。

    そして僕はずっとそのまま書きつづける。
    何日も何日も。


    いつのまにかゆっくりとテーブルにうずくまるように
    眠ったまま僕は生涯を終える。

    ほんとうの幸せの時間にたどり着く。




    なんだろう、このイメージ。

    すごく心惹かれるイメージ。

    前世の記憶?それともただの現実逃避だろうか?

    僕の将来の夢はそんな感じ。

    そうやって生涯を閉じたいと思っているのだろう。

    最近よく思い出す。

    tokyo.soraという映画で、カフェのマスターがバイトの子に
    聞くんだ。


    「死にたいと思ったことある?」


    「 俺は毎日思うよ 」 って。


    別に現実や将来に絶望してるとか、そういうんじゃない。


    この広い世界に、自分という人間がポツンと一人存在することに対する恐怖感。

    真っ暗なイメージとぼんやりしたやさしいイメージ。

    すんごいノイズの中でゆらゆら揺れてる
    やさしいメロディみたいな、そんな夢みたいな感じ。


    絶対的な安らぎを死に求め、心のどこかで憧れ求めてしまう。

     

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